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パラレルワールドラブストーリーの結末からその後を予測

2021年7月29日

「パラレルワールドラブストーリー」は原作、映画版、共に、最後のシーンはまったく決着がつかないような終わり方をします。

 

一体その先どうなってしまうのか?

 

本記事では、「パラレルワールドラブストーリー」の結末から、その後を予測してみたいと思います。

 

※本記事は物語の結末についての記載があるため、まだ一度も観ていない、読んでいないという方はご注意ください。

 

 

「パラレルワールドラブストーリー」の結末

 

まずここでは簡単にパラレルワールドのあらすじとラストシーンをご紹介します。

 

パラレルワールドラブストーリーのあらすじ

 

山手線と京浜東北線で同じ方向に進みながら窓越しにお互いを意識し合う男女、崇史と麻由子。近くにいるようで触れ合うことはない。その様相はまさにパラレルワールド。

 

物語は、「麻由子が崇史の親友である智彦と付き合っている世界」と「崇史と麻由子が純粋に二人だけの世界で恋人として幸せに一緒に暮らしている世界」が交互に展開していく。

 

一体どちらの世界が本物なのか。二つの世界は同時に存在しているパラレルワールドなのか。それとも、、、?

 

映画「パラレルワールドラブストーリー」の結末

 

映画「パラレルワールドラブストーリー」では、最終的に崇史、麻由子、智彦、全員が3人で繰り広げられた「恋愛についてのすべての記憶」が消された状態になります。

 

しかし、お互いの記憶を失ったはずの崇史と麻由子が、渋谷のスクランブル交差点で偶然(?)すれ違い、同時に振り向いて意味深な表情で見つめ合うシーンで物語は終わります。

 

原作「パラレルワールドラブストーリー」の結末

 

原作の「パラレルワールドラブストーリー」の最後は、映画版とは少し違います。

 

智彦がスリープ状態に陥ったあと、友人を裏切り、親友を自殺同然の状態に追い込んでしまったことに苦しむ崇史が、自身も記憶の改編を行うシーン、、つまり「麻由子と二人で幸せに暮らしている世界」に入る直前を回想するかたちで物語は終わりを迎えます、

 

映画版のように、もう一度崇史が麻由子と一緒に記憶の改編をするというところまでは描かれていません。

 

 

予想されるパラレルワールドラブストーリーのその後

 

原作も映画版もラストシーンは若干違えど、その後のストーリーは完全に観る側読む側に委ねられます。ここでは、わたしなりにパラレルワールドラブストーリーのその後を勝手に予想してみたいと思います。

 

また同じ状況になったら三人はどうするのか?

 

結局、記憶を消したり、改編したりする目的は「人生をリセットする」「人生をやりなおす」ということだとは思います。

 

しかし、その場合、もし仮にふたたび同じ状況に陥った場合(その可能性は十分にある)、また必ず同じ過ちを繰り返すことになるはずです。

 

なぜなら、手痛い失敗や苦しい過去というものは、単純な「苦」ではなく、「学び」でもあるからです。

 

記憶をパッとただ消してしまうだけでは、そこに学びはありません。その時は楽になれたとしても、全く人間としての成長もないでしょうし、根本は何も変わらないと思います。

 

言うならば、記憶の消去は対症療法に過ぎないと言えるでしょう。

 

そういったことを踏まえると、パラレルワールドラブストーリーのその後を予想するなら、またもう一度同じような状況に陥った三人が、記憶の改編ではなく、きちんと現実と向き合うことが大切である、ということに気付き、そこから大きく成長してく、という感じでしょうかね(^_^;)(これはただの期待です 笑)

 

結局は記憶の改編などに頼るのではなく、真摯に人生と向き合うべし

 

人間っていうものは、つくづく愚かな生き物だな、とわたしは常々思っているのですが、それでも次々に立ちはだかる問題から逃げずに、真摯に向き合い、一つ一つ壁を乗り越えるごとに成長していくことは十分可能だと思います。

 

家族、仕事、恋愛、、 様々な場面で、たしかに「忘れてしまえればどんなに楽だろうか?」と思うことは、たしかにあります。

 

しかし、もし仮に「記憶の消去や改編」が可能だったとしても、それに頼ってしまうのはいかがなものだろうか?とわたしは思います。

 

そんなものに頼らなくても、自ら主体的に積極的に行動していくことで、十分現状は変えていける。

 

そう思ってしまうのは、まだわたしが本当に辛い目にあっていないだけなのかもしれませんが、現時点ではそう感じています。

 

みなさんは、いかがでしょうか?嫌な記憶が消せるなら、そうしたいと思いますか?

 

 

以上、「パラレルワールドラブストーリー」の結末とその後の予測についてお伝えしました。

 

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まとめ

 

本記事ではパラレルワールドラブストーリーのその後、というテーマで、若干持論も展開させてみました。

 

「記憶」というものの存在は、われわれ人間にとっては「人生そのもの」とも言うべきものです。自分を自分たらしめているのも記憶。他人を他人たらしめているのも同じです。

 

パラレルワールドラブストーリーは、まさにその「記憶」を改編させてしまう、というとんでもな技術を題材にして、そこにラブストーリーを絡めるという斬新な物語です。

 

まだ未体験の方はもちろん、一度視聴済みの方も、もう一度あらためて見直してみると、あらたな発見があるかもしれません。

 

ケンタ
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

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