映画「君は月夜に光り輝く」の原作は、同名の佐野徹夜さんの小説です。
通常、小説が映画化される場合、時間の関係上多くのシーンがカットされますが、本作品も同じように数多くの「原作にしかないシーン」があります。

目次(ショートカット)
原作小説「君は月夜に光り輝く」|映画にはないシーン&描写一覧
原作ならではのシーン
- 卓也のイヤホンが断線し、まみずが新しいものを買ってあげる
- 卓也はまみずのリクエストでカメを飼うことに
- 卓也の亡くなった姉(鳴子)に関するいくつかの原作ならではのシーン
- まみずのリクエストで卓也はクラブに遊びに行く
- まみずが「絶対に来ないでって言っても、会いに来てくれる?」と卓也に言う
- 中学校2年の時、卓也は不良グループからいじめを受けていた
- まみずが好きな小説家、静澤聰(しずさわそう)の墓参りに行く
- 二度目の病院の屋上のシーンで、卓也はまみずの前で死のうとする
- まみずが残した音声の中で「結婚して、出来れば子供は三人欲しい」と言う
以上、原作ならではのシーン&描写を一通りご紹介しました。

映画「君は月夜に光り輝く」原作との違い|詳細を解説
映画版にはないシーン&描写
香山が特定の彼女を作らずに複数の女の子と遊んでいる(担任の先生とも、、、)
映画版を先に見た人にとってこれは「え?」という感じかもしれませんが、原作の香山は「彼女を作らない主義の遊び人」というキャラクターです。
特定の相手はいないものの、香山は非常にモテる男で、ある時卓也に「手伝って欲しいことがある」と言い出します。
厄介な女がいてどうしても別れてくれないから、代わりに別れ話をして欲しい、というのです。
さらにすごいのが、なんとその相手というのが「担任の先生」だという、、、
まさに「原作ならでは」ですね(笑)
香山とまみずが出会った時のエピソード
原作でのまみずと香山は、仲の良かった同級生という感じではなく、まともに会話をしたのはたった一回だけで、それ以降はただ香山が一方的に気になっていた、という関係性です。
2人が最初に出会ったのは中学受験のときで、インフルエンザで高熱を出していた香山がトイレで嘔吐し、そのあと試験会場に戻った時に足がもつれて倒れてしまった彼にまみずが声をかけました。
「大丈夫?保健室行こうよ。」と心配する彼女に、「どうしても試験が受けたい」と答える香山。
その気持を理解したまみずが、「じゃあ頑張ろうね。一緒に受かって入学式で絶対会おうね」と言ったのでした。
結局、二人とも同じ中学に入学したものの、クラスは別々で、まともに会話をしないうちに、まみずが入院することになってしまいました。
卓也のイヤホンが断線し、まみずが新しいものを買ってあげる
卓也が「病院に来る途中、イヤホンのコードを街路樹の枝にひっかけて断線させてしまった」と言うと、まみずは何かをひらめいたように「ちょっと、イケないことしてみようか」と言います。
基本的にベッドから離れることを禁じられているまみずでしたが、それを無視して病院内の売店に卓也を連れていき、運良く壊れたイヤホンと全く同じものを見つけ、卓也に買ってあげるのです。
しかしその直後、まみずは倒れてしまい、ちょっとした騒ぎに。まみずが倒れてしまうシチュエーションが、映画版とは異なります。
原作にしかないまみずの「死ぬまでにやりたいこと」一覧
原作では、映画版では出てこなかったまみずの「死ぬまでにやりたいこと」があるので、既にご紹介したものも含めて、以下にざっとまとめてみました(*^^*)
まみずのやりたいこと
- パフォーマーのように口から火を吹く
- 近所の柿の木から柿を盗み怒られる
- 大食いメニューにチャレンジする
- 美容室で「この人と同じにしてください」と言う
- 街中でナンパされてみたい
- タクシーに乗って「海まで行ってください」と言う
- ゾンビを撃ち殺したい
- 時速200キロでドライブする
- ケーキを作ってみたい
- 好きな小説家(静澤聰)の墓参りに行く
- タバコを吸う
- キスしてみたい
- 死んだらどうなるかを知りたい
当然ですが、これら全部を卓也が実行したわけではありませんが、8割は実現しているので、大したものですね(笑)
あわせて観たい映画
映画「君は月夜に光り輝く」に感動した、という方におすすめの作品を紹介します!

君の膵臓をたべたい
「君は月夜に光り輝く」と同じく、余命宣告をされた少女との恋愛ストーリーで、主演の男子生徒役も同じ北村匠海さんなので、ハズレはないかと思います^^; (ちなみに監督も同じ月川翔さんです)
詳しくはこちらの記事で紹介しています。⇒映画「君の膵臓をたべたい」のあらすじを簡潔に説明
まとめ
本記事では映画「君は月夜に光り輝く」の原作版との違いについてお伝えしました。
映画版を観たけどまだ原作はチェックしていないという方は、きっと新たな発見があるかと思いますので、機会があれば小説版もぜひチェックしてみてください。

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