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映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の名言|ピンときたセリフを紹介

2021年9月5日

カノジョは嘘を愛しすぎてる
ケンタ
本記事では映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」から名言個人的にピンときたセリフをご紹介します!

 

理想と現実とのあいだで戦う男たちの言葉には、なんとなく感じるものがありますね。。

 

本記事の内容

  1. 映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」に出てくる名言やピンときたセリフを紹介
  2. 映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」のあらすじ
  3. 映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の評判、口コミ
  4. 映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」を実質無料で視聴する方法

 

 

映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の名言|ピンときたセリフ

その軽さが、音楽をただ消費されていくだけのものにしている

音楽を心から愛する秋の、商業至上主義とも言える現代の音楽業界への率直な気持ちが表れている言葉です。

 

ここ20年の間で、わたしたちの身の回りの音楽環境は大きく変わりました。

 

今では当たり前のものとなった「サブスク」ですが、それこそ20年前の感覚からすればあり得ないようなサービスです。

 

たかだか1000円程度で、世界のあらゆる音楽が高音質で聴き放題なわけですから、大好きなアーティストの音を聴くために、お金を貯めて発売日を待ち、CDショップまで買いに走った世代からすれば、天国のような世界のはずです。

 

しかし、、欲しいものがいとも簡単に手にはいってしまう、ということは、ある意味では不幸なことだとも言えるのです。

 

何も持ってなかった頃より、僕はからっぽだった

バンドはもはや飛ぶ鳥を落とす勢いとなり、出す曲は多くの人の耳に届き、名声も、富も手に入れた秋。

 

それにも関わらず、心の中はどうしようもない空虚感に支配されている。ただただ仲間内で音楽を楽しんでいた頃、地位も名誉もお金も何もなかったあの頃の方がよっぽど満たされていた。

 

そんな思いが込められたセリフですが、これはある意味では当然と言えます。

 

音楽業界という商業主義の世界でいくら成功を収めても、表面的にはあらゆる物が手に入ったように見えるかもしれませんが、実際には心の底から納得して音楽をやっているわけではありません。

 

人間は、自分に嘘を吐けばつくほど虚しさを覚える生きものであり、加えて、何かを手に入れようと必死になっている時は気付けませんが、いざ物質的なものに満たされてしまうと虚無感に苛まれます。

 

この時の秋は、まさに虚しくなるすべての条件を満たした状態だったと言えます。

 

強いて言うなら、ニート

偶然出会った心惹かれる女子高生、理子。

 

大きな成功を収めてしまった秋にとって、自分に近付いてくる人間はすべて「クリプレのAKI」という認識ですり寄ってくる人しかいません。

 

それは裏を返せば、彼という人間そのものに興味を抱いて関係を持とうとしているのではなく、彼の知名度に魅力を感じている人ばかりだということ。

 

そんな秋にとって、自分が誰だか知らない相手に対して「クリプレのAKI」としてではなく、素の自分として見て欲しいという欲求があるのも当然のことです。

 

それも「ニート」という、何者でもない最底辺の肩書を名乗ることで、相手を試したいという心理も働いていると言えます。

 

「どうせクリプレのAKIだから仲良くしたいんだろ?」という秋の疑心暗鬼な思いが感じられます。

 

恋の歌なんて微妙なやつが歌うから共感されんだ

クリプレのプロデューサー高樹の言葉。茉莉のシングルの売れ行きイマイチであることに対しての彼のコメントです。

 

言われてみれば確かに、、、(笑)

 

とびっきりの美人が歌う恋愛の曲の、心の底から共感することはほぼ不可能です。むしろ、何処にでもいそう(?)な女の子が歌うからこそ、より多くの一般層にウケるわけです。

 

売れなければ意味がない、という考えを持った高樹ならではの分析的な視点ですね。

 

クリプレを去ることだけが僕にできる音楽への良心

クリプレのデビューが決まり、出来上がったCDを聴いた秋は、メンバーの中で唯一「自分たちが演奏した音ではない」ことに気付きます。

 

高樹曰く、そんなことはプロの世界では当たり前のことであり、素人同然の演奏より、キレイに仕上がったスタジオミュージシャンの音の方が良いに決まっている、と。

 

そして、レコーディングで秋の代わりにベースを弾いた心也の演奏を目の当たりにし、自らバンドメンバーから外れ、作曲に専念することを選びました。

 

音楽に対してまっすぐな気持ちを持つ秋にとって、偽りながら活動すること自体が音楽を裏切っているかのような感覚なのかもしれません。

 

音楽の大半が誰から気付かれる事なく、音をたてることもなくただ消えていく。

MUSH&Co.のデビューライブ直前、高樹がメンバーにかけた言葉です。

 

以下全文を引用します。

今日、何枚のCDが発売されるか知ってるか?

この世に生まれるすべての音楽には必ず誰かの想いとか人生とかが詰まってる。これからお前が歌うデビュー曲のように。

でもそうやってうまれた音楽の大半が誰から気付かれる事なく、音をたてることもなくただ消えていく。そもそも、聞いてもらえるチャンスさえつかめない。

恵まれたデビューに感謝しろ。たくさんの想いをお前の声に乗せて、力の限り歌え。

引用:映画「カノジョは嘘を愛しすぎている」

 

おそらく高樹も本来は秋と同じように、純粋に音楽を愛しているのかな、と思わせるセリフです。

 

自分の想いをたくさんの人々に届けるためには、結局売れなくてはいけない。その現実を思い知らされ、高樹は現在のような商業主義的な考えを持つようになったのかもしれません。

 

 

以上、映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」から名言、個人的にピンときたセリフをご紹介しました。

 

※まだ観ていないという方、一回観たけどもう一回観たい、という方は実質無料で見る方法を記載していますのでこちらをご覧ください。

 

映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」のあらすじ

人気バンド「CRUDE PLAY(クリプレ)」の影のメンバー小笠原秋(佐藤健)。クリプレの楽曲はすべて彼が手掛け、人気女性歌手の茉莉(相武紗季)にもゴーストライターとして楽曲提供をしており、その活動自体は順調そのもの。

 

しかし彼の心は満たされることはなく——

 

もともと彼はバンドでベースを担当しており、その当時は間違いなく心から音楽を楽しむことができていました。しかし、メジャーデューが決まり、音楽業界の実態を知るにつれて彼の心はどんどん冷めていきます。

 

ただただインスタントに音楽が消費されていく音楽市場に楽曲を提供し続けている自分自身や、同じく音楽シーンに身を置く恋人の裏切り。

 

すべてがしっくりこないそんな日々の中で、ある日、彼は小枝理子(大原櫻子)という一人の女子高校生と出会います。秋が川辺で歌っていた鼻歌を聴き、一目惚れしたという彼女。

 

秋は「クリプレのAKI」としてではなく、ただの何者でもない一人の人間として接して欲しかったのか、つい自分の身分を偽り「ただのニートだ」と彼女に嘘をつきます。

 

それにも関わらずまっすぐぶつかってくる彼女に、秋はやがて心惹かれていき、付き合うようになった二人の関係は順調にいくはずでした、、、

 

「歌う女は嫌いだ」という秋に、メジャーデビューが決まったことを打ち明けられない理子。その彼女をプロデュースするのが、クリプレのプロデューサーでもある高樹(反町隆史)とベースの心也(窪田正孝)だと知り焦る秋。

 

純粋な思いで惹かれ合う二人は、薄汚れた音楽業界に身を置きながら、その現実とどう折り合いをつけていくのか——

 

見どころ(おすすめポイント)は?

本作品のみどころ

  • 大原櫻子の魅力的な演技と歌声
  • 佐藤健のエモーショナルなすばらしい演技
  • 作品内で使用されている楽曲が魅力的

 

まず何と言っても、本作品がデビュー作という大原櫻子さんの魅力が全開です。このフレッシュさは反則ですし、この時にしか出せない雰囲気だと言えます。この作品で一気に彼女のファンになってしまった方も多かったのではないでしょうか?

 

そして見どころ「その2」は、人気俳優の佐藤健さんの演技がすごくエモーショナルで良かったです。天才芸術家特有の繊細さがうまく表現されていました。

理子の今後のために心を鬼にして、彼女を冷たく突き放し、その後泣き崩れるシーンはさすがの一言。

 

そしてもう一つのみどころが、やはり何と言っても作品内で流れる音楽です。クリプレの若干青臭いサウンドと、MUSH&Co.のフレッシュでポップな楽曲、どちらもすごく良い感じです!

 

みんなの評判は?

 

【まとめ】

 

本記事では以下の点についてお伝えしました。

 

 

個人的には、映画の内容だけでなく、使用されている楽曲にもハマった作品です。映画は、ストーリーだけでなく、キャストの演技、音楽、映像、、、 すべてが合わさってはじめて心を鷲掴みにする作品になります。

 

そういった意味での、本作品は最高だな、と思いました(*^^*)

 

2000~2010年代は名作の宝庫なので、最近は動画系のサブスクに複数加入して観まくっています^^;

 

ケンタ
今後、その中で「これは良い!」と思ったものは、当ブログでガンガンご紹介していきますので、よろしくおねがいします!

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ケンタ
おまけに韓国版の「カノジョは嘘を愛しすぎてる」も視聴可能なので、まだ観ていない方はぜひ!

 

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