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映画「響-HIBIKI-」はつまらない?|いや普通に面白いよ

2021年7月19日

 

映画「響-HIBIKI-」をネット検索すると、「ひどい」「つまらない」「爆死」といったネガティブな評価が多かったのですが、、、

 

試しに観てみたら普通に面白かったです(笑)

 

本記事では映画「響-HIBIKI」へのネガティブなコメントの理由と、実際にわたしが観た感想、「どこが面白かったのか、どんなメッセージを感じとったのか」をお伝えします。

 

ケンタ
ケンタ
わたしはこの映画のおかげで「ネット上の評価だけで判断するのは非常に勿体ない」ということを再確認することができました(^_^;)

 

映画「響-HIBIKI-」関連の記事

 

映画「響-HIBIKI-」はひどい?つまらない?ネガティブコメント

 

 

 

「やっていいことと悪いこと」の分別もつかない高校生の行動や言動に何のメッセージがあるというのでしょう。ただ鬱屈した気分の代弁者でしかありません。バイオレンスでもファンタジーでもいいので大衆娯楽フィクションですよ!って徹してくれれば、それはそれでいいのですが、どこか「メッセージを伝えたい」的にカッコつけてるのでスカッとする以前に興醒めです。
信念のためなら手段を選ばない高校生(!)、そして天才と持て囃しそれを許していく大人たち…。非常に後味の悪い世界観でした。

出典:映画.com

 

合わない人は合わないものなんですねーー。。うーん・・・(^o^;

 

ケンタ
ケンタ
それではここから映画「響-HIBIKI-」が酷評される理由をわたしなりに説明してみたいと思います。

 

映画「響-HIBIKI-」が酷評される理由の一つ|ありえない暴力

 

映画「響-HIBIKI-」は絶賛の声も多く聞かれましたが、反対に、酷評もそこそこの数目につきました。

 

いくつかの批評に目を通したのですが、恐らく悪評価の原因は、いきなり指を折ったり、屋上から飛び降りたり、椅子でぶん殴ったり、、、 といった演出によるものだと思います(^_^;)

 

それだけむちゃくちゃのことをしても、「才能がある」というただその一点だけで、それが許されてしまう、ということにリアリティや説得力を感じない、、、という意見です。

 

確かに、本作品の内容は、映画に整合性やリアリティを求める人には受け入れがたいものでしょうし、共感したくてもできない理由になると思います。

 

この映画が楽しめるかどうかのポイントとして、「映画のエンタメ部分」と「込められたメッセージ」をある程度わけて考えることができるか、ということだと思います。

 

わたしの場合も確かに最初は、そのバイオレンスなシーンに若干びっくりはしました。しかし、それらはある種の「掴み」や「表現の一つ」である、と捉えることで、十分作品の内容を楽しむことができました。

 

映画「響-HIBIKI-」にこめられたメッセージ

 

ここでは、映画「響-HIBIKI-」にこめられたメッセージをわたしなりの解釈を簡単にまとめてみます。

 

  • 自分の軸を持って生きろ
  • 言葉の暴力も肉体的暴力も同じ
  • 自分が大切にしているものは全力で守り抜け
  • 世間がどうとかは関係ない

 

自分の軸を持つことの大切さ|価値は自分で決める

 

作品を観ていただければわかると思いますが、とにかく「響」という少女は自分軸を持って生きています。

 

普通の人にあるような、周りがどうとか、世間がどうとかいうのは”一切”関係ない、といった感じです。

 

自分が好きだと思うものは、誰がなんと言おうともとことんやり抜いて生きる。

 

誰もがそれを目指しますが、多かれ少なかれ、「仕方がない」とやがて当たり前のように妥協して生きていきます。

 

「それじゃあ、自分の人生を生きたことにはならないだろ??」  

 

そんなメッセージをわたしは感じました。

 

自分に嘘を吐いて生きるな

 

友人のリカに対しても、作家の鬼島に対しても、本当に自分が表現したいものを表現せずに、世の中の流れに従ってしまうことが響には許せないようです。

 

相手のことを認めているだけに、響は2人に対してはっきりと批判の言葉をぶつけます。

 

通常、人間は様々な場面で妥協を繰り返しながら生きていきます。

 

それはクリエイティブな活動をする者も同じです。最初は出来ていたはずの「純粋な表現」も、他者や世の中との関わりの中で、少しずつねじ曲がったものに変化していってしまうのです

 

言葉の暴力も肉体的暴力も同じ

 

作品内では複数回、響の暴力シーンが登場します。もちろん、それ自体は褒められたことではありませんし、かなり現実離れしたシーンではありますが、そこにもやはり強いメッセージを私は感じました。

 

人間界にはルールや常識、法、といったものがあり、基本的には暴力は禁じられています。しかしながら、それを良いことに「言葉の暴力」を平気で用いる人間が多いです。

 

もし仮に殴りかえすことが認められていたら、容易く人を傷つけることを言えるでしょうか?

 

自分が大切にしているものは全力で守り抜け

 

響が暴力を振るったシーンは、自分の大切なもの、たとえば自分の肉体、自分の家族、そして、まわりの大切な人が傷つけられそうになった時です。

 

もちろん、通常であれば多少の不満はグッと飲み込むところですが、響はそこで思いっきり暴力に走ります。

 

それをそのまま解釈してしまえば「なんだこいつは。ただの頭のおかしいやつだ」となってしまうところですが、これはあくまでもファンタジーで、大切なことはそこにこめられたメッセージを理解することです。

 

暴力うんぬんは置いといて、「自分が大切なものを傷つけられても黙ってるなんておかしいだろ?」という強いメッセージをわたしは感じました。

 

世間がどうとかは関係ない

 

響にとって、本来であれば〇〇賞といったものはどうでもいいものです。どんなに多くの人間に支持されているものであっても、クソはクソ。

 

確かに世の中では、ビジネス的な手法によって「どうでもいいもの」が上手くブランディングされ世間に広く受け入れられることはよくあります。

 

そういった商業的手法に振り回される大衆の愚かさに気づかせるような意図がこの映画にあった、、、、のかは知りませんが、わたしにはそう感じられました。

 

映画「響-HIBIKI-」のあらすじ

 

スマートフォン・SNSの普及により、活字離れは急速に進み、出版不況の文学界。
そこに現れた一人の天才少女、彼女の名は『響』(平手友梨奈)。
15歳の彼女の小説は、圧倒的かつ絶対的な才能を感じさせるもので、文学の世界に革命を起こす力を持っていた。
文芸誌「木蓮」編集者の花井ふみ(北川景子)との出会いを経て、響は一躍世の脚光を浴びることとなる。

しかし、響は、普通じゃない。
彼女は自分の信じる生き方を絶対曲げない。
世間の常識に囚われ、建前をかざして生きる人々の誤魔化しを許すことができない。
響がとる行動は、過去の栄光にすがる有名作家、スクープの欲だけで動く記者、生きることに挫折した売れない小説家など、様々な人に計り知れない影響を与え、彼らの価値観をも変え始める。

一方、響の執筆した処女作は、日本を代表する文学賞、直木賞・芥川賞のダブルノミネートという歴史的快挙にまで発展していく。

出典:東宝

 

映画「響-HIBIKI-」の見どころ

 

この映画の見どころは何と言っても主人公「響」の生き様です。

 

もちろん映画なので、かなり誇張されてはいるものの、そこから学び取れることはかなりあります。

 

自分を貫いて生きていますか?なんとなく誤魔化していきていませんか?

 

そう問いかけられているようです。

 

映画「響-HIBIKI-」で印象に残ったセリフ・シーン

 

主人公の天才小説家「響」のセリフはかなりインパクトがあるものが数多くありましたが、ここでは個人的に特に印象に残ったシーンとセリフをひとつ紹介します。

 

鬼島 仁とバーで|本編39︰20

 

響は顔面に蹴りを入れた後、もう一度鬼島に会いに行きます。

 

鬼島が響に言った言葉「世界を感動させるのはお前に任せるよ」

 

顔面に蹴りを入れられた直後であるにも関わらず、「良いものは良い」と認めることができる器の大きさを感じます。

 

そして去り際、鬼島が響に言った言葉「お前にもいずれわかる。自分の世界と現実に折り合いがついちまったこの感覚がな」

 

世間からも認められ、自分なりに満足してしまった。人とは全く違う自分独自の世界観を持ちながらも、ある部分では諦め、うまく世渡りするために自分をごまかすようになってしまった人間の悲しみがそこにある気がしました。

 

ラストシーンもかなり印象的でした。あわせてこちらの記事もどうぞ^_^

映画「響-HIBIKI-」の結末(ラストシーン)を考察する

 

映画「響-HIBIKI-」みんなの評判は?|面白い!

レビュー

 

批判的な意見も見受けられましたが、この映画は「刺さる人にはグサっと刺さる」ものだと思います。

 

ケンタ
ケンタ
わたしもその中の1人です(笑)

 

 

 

 

 

映画「響-HIBIKI-」はこんな人におすすめ

 

映画「響-HIBIKI-」をおすすめしたいのは以下のような方です。

こんな方におすすめ

  • 何かしらクリエイティブな活動をしている人
  • 普段自分の意見を抑えて生きている人
  • 人生は一回しかない。後悔したくないと。と思っている人

 

まとめ|映画「響-HIBIKI-」は面白い!

 

本記事ではネット上で「ひどい」「つまらない」「爆死」などの声もある、映画「響-HIBIKI-」についての、わたしなりの感想を感想をお届けしました。

 

映画に込められてたメッセージとも重なりますが、物事は最終的には自分で判断すべきだと思います。興行収入なんて関係ありません。

 

人それぞれ持つ価値観が違うために、すべての人が納得する映画など存在しないのは当たり前ですが、ネット上の誰かの評価などに惑わされず、気になった作品は「まず観てみる」というのが一番です。

 

どんなにボロカスに言われている作品であっても、あなたにとっては生涯最高の作品かもしれないのですから。

 

ケンタ
ケンタ
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

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