「花束みたいな恋をした」ラブシーンはナレーションが良い

映画「花束みたいな恋をした」の公開前は「かなり過激なシーンが、、」みたいな噂があったようですが、実際にはそこまでのシーンはなく、むしろ見どころはそこではなく、ナレーションの面白さが際立っていました。

本作品は、このラブシーンだけに限った話ではありませんが、実際にある程度の恋愛経験があったり、同棲経験がある方にとっては「わかるわーー！」満載の映画です。

本記事では、映画「花束みたいな恋をした」のラブシーンについてだけでなく、総合評価、あらすじ等もあわせてお届けしたいと思います。

「花束みたいな恋をした」のラブシーンはナレーションによる描写が良い

「花束みたいな恋をした」のラブシーンの過激さはそこまでではない

二人の同棲生活を描いた映画であり、主演は菅田将暉と有村架純となると、たしかにそのラブシーンに期待があるのもわからなくはありません。

しかし、実際にはそこまでの過激さではなく、むしろ映像的なものよりも、そのシチュエーションやうしろに流れるナレーションによる描写の妙なリアルさに関心させられました。（もちろんある程度濃厚なキスシーンはあります　笑）

ラブシーンの後ろに流れている二人のナレーション

二人が初めて寝たのは、麦（菅田将暉）の部屋に絹（有村架純）が遊びにきた時です。

映像としてはキスをして、もぞもぞと布団の下で絡んでる風のものです。その映像の後ろでは淡々とした調子で二人のナレーションが交互に入ります。

その後も二人で部屋の中でもぞもぞしているシーンが続き

そして、連続して部屋のキッチンや、こたつの映像が二人の抜きで続き

という語りが入ります。

そして場面がカフェに移り

というナレーションが入ります。

そのあとに、二人で湯船に浸かり、仲良く泡で遊ぶシーンがあります。

情熱的なラブシーンが展開されるのではなく、ある意味では淡々と進んでいく感じが、妙にリアルでよかったと思います（笑〉

二度目の短いラブシーン

交際期間が4年を過ぎた二人。冷めきった二人はほとんどセックスレス状態になっていました。

そして、お互いが別れることを意識し始めたある日の夜、ふたりは久しぶりに体を重ねます。その時に二人の気分はどんなものなのでしょうか？

もう一度気持ちを取り戻せるかの確認なのか、はたまた、最後だからという気持ちなのか。

ポイントは、行為が終わったあとの、なかなかの二人の冷め具合です。二人はベランダに出て、無言で外を眺めます。

別れる直前、冷めきった状態でも一応する、というのが、個人的にはなんともリアルだなと感じました（笑）

以上、映画「花束みたいな恋をした」のラブシーンについてご紹介しました。

リアルなラブシーンか、、ちょっと見てみたいなぁ・・・

というあなた・・・！

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映画「花束みたいな恋をした」の総合評価＆あらすじ

映画「花束みたいな恋をした」のあらすじ

２０１５年、二人の大学生、麦（菅田将暉）と絹（有村架純）はたまたま同じタイミングで終電を逃したことがきっかけで出会う。二人は奇跡的なまでの似た者同士。趣味嗜好から、細かな価値観までびっくりするくらいに共通点が多い。

そんな二人の交際が始まるまでにはそんなに時間はかからなかった。

どちらかと言えば、かなり冷めた視点を持って世の中を眺めてきた二人。大学を卒業し、そのまま素直に何の疑問もなく会社員をやっていけるようなタイプではない。

特に麦（菅田将暉）にはイラストで食べていければいいな、という密かな目標がある。仲間や先輩もどちらかと言えばそういったクリエイティブなタイプだし、世間と戦っている。

彼女の絹が就活で苦しんでいるのを見て「この社会がおかしい。就職なんてしなくていいよ」と熱く語る麦。

しかし、実際に大学卒業の時期となれば、流石にあせりだす。小銭程度しか稼げないイラストで食べていくというのはあまり現実的ではない。

相性バッチリの絹とこの先もずっと幸せに暮らしていくため、麦は奮起し就職活動を始める。そして、ようやく決まった仕事。１７時であがって、そのあとイラストもできる。

そんな風に考えていた麦だったが、社会はそんなに甘くない。少しずつ激務に忙殺されていく麦。知らぬ間に漫画や小説、映画などを楽しむ心も失っていく。

苦しみながらも、段々と社会人として、大人としての考え方を身につけていく麦に対し、いつまでも「好きなことで生きていく。やりたくないことはやらない」というスタンスの絹。

少しずつすれ違っていく二人。

出会うべくして出会った二人の４年間に及ぶ「ありふれた恋愛」の物語。

映画「花束みたいな恋をした」の総合評価

結論から言いますと、非常に共感できる部分が多い作品ですし、個人的にはまるで過去の自分を見ているような妙な甘酸っぱさを感じることができる映画でした。

ちょうど大学生から社会人になっていくという微妙な時期の恋愛なだけに、お互いの変化のスピードの差が生まれやすく、一筋縄ではいきません。

二人は、夢はあるけど、死ぬ気でそれを貫いていく、というタイプでもなく、、迷いなくストレートに新卒で就職して仕事を頑張っていく、というタイプでもない。

どちらかと言えば、社会に疑問を持ちつつも、あまり覚悟も決まっていない、かなり中途半端な部類に入る二人なだけに、このような恋愛ドラマが生まれるのかな、とも思いました。

ロマンティックな恋愛ストーリーではなく、かなりリアリティのある生々しいラブストーリーです。

脚本が「東京ラブストーリー」をはじめ、数々のヒット作を手掛けてきた坂元裕二さんということで、小ネタもたっぷりで、非常に高密度な内容となっています。

映画「花束みたいな恋をした」のみんなの評判は？

「花束みたいな恋をした」見てきた～！別れ話のシーン号泣した。最初のラブラブシーンもいろいろ思い出して泣けたし、告白シーンはこっちもドキドキした。

— ゆんゆん@復縁垢 (@yunyun_4526875) April 6, 2021

花束みたいな恋をした、見てきた。隣の中学生くらいの女子2人組は、ラブシーンで大照れしてくすくすしてた。私が泣いてるのをなんで？って感じだったと思うけど、中学生には分かるまい！ノスタルジーと、そういう感じあるある！ってのと、若いときのそーゆーの恥ずかしー！ってのがたっぷりで最高。

— はぎこ (@hagi_kayo) February 14, 2021

『花束みたいな恋をした』よかった〜。
愛おしくてうぎゅぅ〜ってなるラブラブシーンが全部伏線になってて、連ドラじゃ味わえん面白さやった。

「じゃあちょっと」「〜くらいは」とか挟まってくる短い言葉の切れ味が好きだった。

映画っていうより、構成の綺麗な読み切り漫画って感じの印象でした。

— おやん (@pottetoyukaihan) February 11, 2021

映画「花束みたいな恋をした」はこんな人におすすめ

まとめ

本記事では、話題の映画「花束みたいな恋をした」のラブシーンについてご紹介しました。

リアルな恋愛、リアルなラブシーンか、、ちょっと見てみたいなぁ・・・

というあなた・・・！

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