本記事では大ヒット映画「僕は明日昨日のきみとデートする」の、原作バージョン(小説)との違いを出来るかぎり細かくご紹介したいと思います。
本作品は物語の性質上、繰り返し観られる作品ですし、さらに原作を読むことで、より楽しむことができるストーリーだと思います。
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映画「僕は明日昨日のきみとデートする」原作との違い
原作版には映画には無かったシーンが数多くあります。ここではざっと「映画版と比較した原作」について箇条書きでご紹介します。
原作版
- 冒頭での電車内の出会いの場面が少し違う
- 出会った初日に宝ヶ池に行く
- 出会った初日に愛美は高寿に抱きつく
- 高寿が絵だけではなく作曲や演奏も趣味としてやっている
- 高寿の「意識が高い」一面が描写されている
- 高寿が愛美に声をかけるところを友人に目撃される
- 高寿が5歳の頃に死にかけたエピソードの内容が違う(映画版は「溺れかけた」)
- 上山の部屋で愛美に電話しデートに誘うシーンが若干違う
- 高寿10歳愛美30歳のシーンがより詳細に描かれている
- 愛美はお酒が大好きでかなり強いという描写がある
- 上山と愛美が引っ越しを手伝うシーンがない(後日愛美は荷解きを手伝う)
- 愛美は基本別の世界に住んでいるので高寿の世界で有名なものを知らなかったりする
- 高寿は絵や音楽の他に小説も書いている
- まだ読んでいない小説の内容を愛美が知っていることに違和感を感じるシーン
- 愛美が小説の感想文を高寿に送る
- カレーのエピソードがない
- 愛美が真実を高寿に理解してもらうために、自分が消える瞬間を見せる
- 前日は短くなっていた愛美の髪が次の日に伸びる
- 秘密の箱の中に入っている写真が映画版と違う
- 愛美が高寿の世界にいられる期間が「40日」
- 愛美が携帯電話を持っていない理由が書かれている
- 上山の身長が190センチある
- 高寿は愛美にキーボードの演奏を聴かせてあげる
- 高寿の父親が若干愛想が良い
- 高寿にとっての最後の日の過ごし方が違う
- 愛美がこれから演技の勉強をすると言う
- 最後の日愛美が消える瞬間、高寿に「今後の恋愛について」の言葉を投げかける
- 愛美が5歳が初めて「となりの世界」に来た時の描写が若干細かい
厳密には以上ですべてではありませんが、ある程度映画版との違いは網羅しているかなと思います。
映画「僕は明日昨日のきみとデートする」とのキャラクターの違い
二人のキャラクターは大きくは違いませんが、原作版では高寿がやたらと多趣味だったり、若干意識高い系の描写があったりしますし、愛美も原作版の方が言動に大胆さがあったりと、微妙な差異はあります。
特に、高寿にとっての初日(愛美にとっての最終日)に高寿に抱きついてしまうところなんかは、映画版と大きく違います。
おまけに愛美お酒に強いという描写が原作版にはあって、映画を先に見たわたしにとっては結構意外な感じがしました。
二人が一緒にいられる期間の違い
物語の進行にはほとんど関係ありませんが、二人が一緒にいられる期間が、映画版は30日、原作版は40日となっています。5年に一回という設定は共通です。
愛美はいずれ芸能人になる?
高寿10歳、愛美30歳のシーンで、二人でならんでたこ焼きを食べるシーンでは、「おばさんなにやってるひと?芸能人?」「正解」というやりとりがあります。
ただ、もちろん二人が住む世界は違うので、高寿の世界では放送されていないようです。
二人が二十歳の頃に、愛美は演技の勉強を始めると言っていたので、結果的に成功できたのでしょう。
原作版の高寿は小説を書いている
これも映画版にはありませんでしたが、原作の高寿は絵だけではなく小説も書いており、それを愛美に読んでもらいます。
その読んだ感想を愛美は手紙にして高寿に送ります。その手紙が原作の中では「手書き調」になっており、非常に雰囲気があります。
愛美が携帯電話を持っていない理由
映画版を見た人の中で不思議に思った人もいたと思いますが、なぜか愛美は携帯を持っていませんでした。
原作版ではその理由が書いてあります。
最終日に愛美が消える瞬間に高寿に投げかける言葉
映画版見終わった時に、一番最初に思ったのが「二人は今後の人生で誰とも付き合わずに生きていくのだろうか?」ということです。
原作版では、最後の方で愛美のセリフの中でそれについて触れる内容があります。
まとめ
本記事では、映画「僕は明日昨日のきみとデートする」と原作版との違いについてお伝えしました。
映画版しか見ていない方は、原作を読んでみるとまた違った感じで楽しめると思います。
逆に原作は読んだけど映画版はまだ!という方。
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